診療所便り

2019年12月21日

今年も残り少なくなった。最近思うことがある。
テレビ・雑誌・インターネット等を通じて様々な医療情報が取り上げられるようになって久しい。
簡単に情報を得られる反面、正しい情報あるいはその人にとって必要な情報を読み取ることがむしろ難しくなっているようだ。
多くの情報の中には首を傾げたくなるものや誤解を招く恐れのあるもの、また明らかに誤ったものが無責任に発信されている。そもそも病気というものに絶対ということは存在しない。
複数の疾患に罹られている人に対して単一の疾患の情報だけを当てはめて考えることは時として誤った認識を招く恐れがある。
某週刊誌の見出しの如く、「断定的な情報」や「極稀な事象を誇張した情報」や「耳触りの良い言葉」には特に気を付けていただきたい。
得た情報が自分の疾病に対して本当に適した情報であるかを主治医と検証してみたら如何だろうか。

診療所便り

2019年8月2日

昨年は早く梅雨が明けたが、今年は極端に日照時間の少ない日が続いている。夏のような6月の暑さとは打って変わり、7月は低温で寒暖差も大きい。
個人的には異常気象の影響が年々顕著になっていると感じているし、水害の被害は明らかに多い。とりわけ感染症においては異常な気候の影響をかなり受けている。
例えば流行期は終息したものの、少数ではあるが現在もインフルエンザがくすぶり続けている。亜熱帯地域ではインフルエンザの流行は主に雨期に多く発生する。（日本では夏期とその前後）
５から６月にかけて暑かった影響で小児の夏風邪が早々にみられている。季節と同様に病気の季節感も曖昧になっているようだ。

また寒暖差から自律神経のバランスを崩すこともあり、様々な不調の原因となる。（血圧の変動やめまい・頭痛・ 胃腸障害・鼻炎症状など多彩）規則正しい生活を心がけることやバスタブにしっかりと浸かる入浴なども有効である。

診療所便り

2019年4月13日

今年は天皇陛下の退位にともない10連休となるところが多い様です。それに関しては賛否両論あると思います。
さて、当院では4月30日と5月2日の火曜日と木曜日は通常通り診療を致します。